2012年02月17日

●風間旅人随想(2012/02)

一方、「津波が来るぞ」。ただならぬ激しい揺れが収まると、大声を上げながら最初に走り出したのは、部活動などでグラウンドに出ていた生徒たちだったそうだ。3月11日午後2時46分、マグニチュード9の巨大地震による激しい揺れで、岩手県のある中学校の校内放送は停止したため、「逃げろ」という先生たちの指示は伝わらなかった。しかし、先頭切って駆けだした生徒たちを追うようにして、校内にいた生徒たちも避難場所に指定されていた高台のグループホームを目指して走り出した。隣接する小学校の児童たちも、校舎の中にとどまってはいなかった。これまで何度も合同避難訓練に取り組んできた中学生たちが高台を目指す姿を見ると、階段を走り降り、校舎を飛び出してその後を追ったのだ。そして、互いに励まし合いながら、高台を目指して子どもたちが走り去って間もなく、これら2校の校舎は津波の直撃を受けた。間一髪だったのだ。「釜石の奇跡」と呼ばれている。それだけにとどまらず、釜石市内では約3000人の小中学生のほとんどが押し寄せる巨大津波から逃れて無事だった。この「奇跡」を支えたのが、「想定を信じるな」「最善を尽くせ」「率先避難者たれ」の「避難の3原則」だったという。(以上、ブログより引用)


oitokuyo at 08:00│ HMU 達弥西心